ビジネスゴールに貢献する
戦略的なコンテンツ開発の考え方、ノウハウ、事例が学べます。

続いてこの章では、4つの型について解説します。コンテンツマーケティングはすべての商材に同じ手法を適用できるわけではありませんが、いくつかの類型化は可能です。この章では、代表的な4つの型「エデュケーショナル型」「コンテンツSEO型」「ネイティブ広告型」「面白コンテンツ型」を紹介しながら、どのように使い分けていくかも解説します。

第5章は、精緻なフレームを用いた上級者向けの内容。「見込み客」に注目して徹底的に解剖します。見込客の購買態度には一定のフローがあり、そのフローの段階に応じて適切なコンテンツを提供していく必要があります。ここでは、購買態度変容フローのフレームワークと、それに応じたコンテンツのアイデアを紹介します。4章までで紹介してきた内容を、精緻化しステップアップさせた実践的ノウハウとなっています。

コンテンツを公開するだけでは、ユーザーに見てもらえるところまで漕ぎ着けるのは難しいです。だから、ソーシャルメディアやメールマガジンなどでの広報は不可欠です。その具体的な方法はもちろん、コンテンツ拡散のために知っておくべき「コンテンツをシェアしたくなる5つの動機」「コンテンツをシェアする6つのペルソナ」などの基本知識を紹介します。コンテンツを作ったけれど、なかなか集客できない、そういった場合の対策としても役立つ内容です。この章を読めば、まず取りかかるべきことが見えてくるでしょう。

コンテンツの状況に応じた、細かなチューニング方法について。コンテンツマーケティングを成功させるためには、読者の反応を見ながらコンテンツを改良していくことが必要です。コンテンツ公開後、日常的に行いたいチューニングとして「流入」「行動」「CTA」「コンバージョン」という４つの視点で具体的に解説します。さらに、中期視点でのチューニングとして、「戦略の再検討」「サイト構造の最適化」という２つのテーマで、その手順を丁寧に語ります。

コンテンツマーケティングの成功事例として、ボストンにある家電販売店Yale　Appliance社を紹介します。直接CEOのSteve　Sheinkopf氏にインタビューを行い、詳細な戦略や戦術のすべてを話してもらいました。同社は日本にライバル企業がいないため、日本国内の事例では語れないような機密情報も明かしてくれました。コンテンツマーケティングの導入から、ブログやメールマガジンなどそれぞれの記事執筆のポイントなど、かなり具体的な情報まで深く掘り下げています。

コンテンツマーケティングについて、よくある質問に対する解決策について紹介します。「何から始めたらよいか」という基本的な質問から、「制作は内製か、アウトソースか？」「運営するための必要最低限の人数は？」など制作体制に関するもの、「アクセス数に伸び悩んだら？」など、執筆者がもっともよく聞かれる12の質問をピックアップして回答しています。