いま考えたい「思想とマーケティング」

今回のCMの「CMA Magazine」のテーマは哲学、社会科学などの「思想」とマーケティングについて。一見、その両者にはほとんど関係が無いように感じるかもしれませんが、19世紀のアメリカでマーケティングが誕生した際には、プラグマティズム哲学の影響を強く受けていると考えられています。また、その後も現在に至るまで、様々な思想による言葉・概念を取り入れながら、マーケティングは進化してきました。

一方で現在、より複雑で多様化するマーケティング実践において、哲学や人文学の思考パターンの実践的な活用は、残念ながら、それほど語られていません。

そこで今回は、Content Marketing Academy の浦山氏による2020 年に開催されたセミナーセッションの内容をアップデートし、マーケティング実務における難題をクリアするための糸口として、また、コンテンツのアイデアを拡げたるために、哲学や人文学の思考パターンをどう活用できるか、についてまとめました。

日々忙しく効率化が求められるマーケティング現場において、ただ機械的に業務をこなすのではなく、理性を失わずに本当に重要なことに取り組める（または、取り組もうとする気持ちになる）一助になれば幸いです。